沼落ちはとつぜんに

唐突にセクゾ沼に落ちた大人。語りたいので作りました。

ゆとり世代と、ぎゅっと。

ぎゅっと発売、おめでとうございます〜〜!!

せくしーぞーんに足を踏み入れてから早一年ちょい、こんなに好きな歌は初めてだなあ、と思うので、ブログ書くことにしました!笑

 

ぎゅっと、本当に歌詞が良くて、振り付けも良くて、衣装も可愛くて最高ですよね。

何より何より!(共作?らしいけど)、この歌詞を書いたのが菊池風磨くん!!私は風磨くんと同い年ではないけど同世代の社会人なので!すごくなるほどな〜〜!と思ってしまうところがたくさんあったのでその辺について書きたいと思います。

 

僕たち、私たちは、いわゆるゆとり世代だと思います。

ぎゅっと、は一言で言うとそんなゆとり世代にしっくりくる、新しい形の応援歌だな、と思ってます。

「ゆとりですが何か?」ってドラマあったけど(見てなかったんですが汗)、あのドラマ以前から結構日常的に我々は「どうせゆとりだし〜」って言いがちだった気がするんだけど、今一度、ゆとり世代、という言葉について調べて見ました。

 

ゆとり世代

小中学校において2002年度施行、(高等学校は2003年度)の学習指導要領による教育を受けた世代
(1987年4月2日 - 2004年4月1日生まれ)(2017年現在:13-30歳)。

ゆとり世代って広くくくると広いですね!金指くんも同じゆとり世代で安心した(黙れ

 

ゆとり教育とはなんぞや、とかも見てみたんですが思いの外長かったのでざっくりまとまると

80年代から90年代にかけての詰め込み教育を反省して、思考力を高める教育をしましょう。ゆとりを持ちましょう。みたいな感じですね(雑すぎ)

風磨くん前後の世代に絞ると

 

生まれたころ-バブル終わってる不景気

小学校に上がる-途中からゆとりで土日の学校なくなる。その反動で(?)中学受験ブームの走り、的な。(ある種、平等を期した結果格差が広がる?。風磨くんもお受験組ですね)

中高-ゆとり。順位づけとかに厳しい(そういえば私も卒アルの〇〇ランキング、とか先生に止められたな)

就職活動-景気上向き

 

という感じでしょうか。生きてきた実感としては、ずーっと景気が悪くて景気って悪いものだと思ってたから就活の時売り手市場だよ〜とか言われても全く信じられず、いやいやいやーそんなわけーーって思ってた気がする(これは個人の問題か?)

順位づけの件とか、景気の件とかに一致していると思うのは

僕たち私たちは「普通であること」に固執する世代なのかなあ、ということ。

「落ちこぼれ」を作らないためのゆとり教育を受けてきた私たちは、下になること、というより「差異」そのものを悪とするようになったような気がします。

そもそも、出来る子がいるから落ちこぼれもいるわけで。こういう風潮の中では上にいるこも悪なんだよね。どっち方向であれ出る杭は打たれるわけだ。

 

そんな我々が!ついに!社会に出ました!!!フウッ!!!

親以外の「非ゆとり世代」と遭遇したわけです。

私もすーーーーーっごい感じるけど、ここの感覚の差って結構ある笑

我々の、「はみ出さないよう」という意識はただの「やる気のなさ」となるわけです。

「普通に就職して誰かと結婚して普通に帰って普通に眠る」

って1番の歌詞、私すごいこういうことなのかなって思って。

「普通」であることの大変さを私たちは今まですごいことだと感じてきて、そこに価値を見出しているのに、そこを社会にでて真っ向から否定されるってことを風磨くんや風磨くんの友達も経験してるのかなあ、なんて。

その後に続く「まあいっか」。きっと上の世代が聞いたらまあいっかじゃねえ!もっと頑張れよ!!ってなるのかもしれないけれど、「なんとかしよう」みたいに続いていかないところが、絶妙な距離感の優しさを感じて素敵な歌詞ですよね。

「俺が若いころはもっと大変だった」的な言葉をめちゃめちゃ言われたりするわけだけれども、大変か大変じゃないかってのは、具体的な仕事量とかじゃなく、自分にとってどうか、だと思うのに〜て日々思ってるんだけど(あなたにとって平気やことが私にとって平気かはわからないじゃーん!と)

サビの「自分だけは絶対離さないで」って言葉はそういう時すごく支えになるなあ。他人の言葉で自分を責める必要はないんだよって。

「ずっと泣いて、ここまでやってきたんでしょ、大丈夫」と続きますが、誰もわかってくれなくても、大変な中頑張ってきたのは自分だけはしっかりわかってるわけで。こんなの頑張ったうちに入らない!周りはもっとやってるのに!みたいなマインドに陥った時に救ってくれる言葉だなって思います。

泣くのは悪いことじゃないんだよね。頑張ってきたことは認めてあげるべきで。ここまで「普通に」やってこれたことを褒めてあげようよー!ってメッセージかなあ、と思ってます。

 

ぎゅっと、の中で一番好きな歌詞は

それでも夜は明けるけれど、君にとっては辛いんだろな」

っていう部分です。

私たちは簡単にハッピーエンドを信じられなくなった世代なのかなあ、とも思っていて。

例えばアナ雪も、今までだったら王子は絶対にいい人だったのにそうじゃなかったりとか。

常に裏があるんじゃないか、、!って疑ってかかりがちなのかしら、と。

今までだったら、「それでも夜は明けるから大丈夫だよ」だけど、「夜が明ける」「新しい一日が始まってしまう」ことが辛いとかって確かにあって。

それを否定しないでいてくれるところが泣けちゃいますね、、。辛いけど、辛くてもいいんだよ。泣いてもいいんだよって。

極め付けの「いつでもちゃんと見てるから、大丈夫」

世の中、見てない人が大半なんですよ。誰も私たちのことを百パーはわかってくれないし、理不尽なことの方が多い。

だからこそね、ちゃんと見てるよ!頑張ってるの知ってるよ!っていう励ましはメチャメチャ心にしみるなって!。

 

ある意味、私たちは励ましだったり全てに「根拠」を求める世代なのかなあ、とも思ったり。無責任な励ましはプレッシャーになったりするけど、根拠のある(ずっと泣いてもやってこれた、僕が見てる、等々)は自分の自信になるし、頑張る糧になるよね、、!!

 

まとまらなくなってきたので、締めます!

ぎゅっと、明日発売です!!ゆとり世代のみなさんもそうでない方も!ぜひ!!