沼落ちはとつぜんに

唐突にセクゾ沼に落ちた大人。語りたいので作りました。

きみのつよさを覚えていたい

岩橋くんが違う道に進むと発表されて、昨日から私が見た岩橋くんのことをちらほら思い出しているのだけど、やっぱりじわじわとっても寂しい。勝手だけどもう1回ステージに立った姿を見たかったなあ、と思う。

同時に、お知らせ見た瞬間は「そっかあ」くらいの気持ちだったのもあり、岩橋くんがいつの間にか「思い出す」対象になっていたことに気が付いて、ハッとした。ので忘れないうちに岩橋くんのことを書き残しておこうと思う。

 

わたしが岩橋くん君を見ていたのは、2016年ごろからお休みに入るまでだから、たった2年ちょい。別に担当とかじゃなかった(Princeは大好きだったけど岸くんが好きだったので)のでしっかり見ていたとも言い切れないんだけど、そんなわたしから見ても、岩橋くん、本当にプロで本当にスターだった。 Princeって優しくってぽわぽわしたグループだったけど、岩橋くんの存在である種形作られていたところがあったな、としみじみおもう。岩橋くんは周りも含めて場面を作る天才だったな~と。岩橋くんがいることで、神宮司くんはやさしい王子様、国民的彼氏になり、岸くんはいじられ不憫なお兄ちゃんになる。別に型に押し込むとかじゃなくて、むしろのびのび自らの良い面を前面に出して、全然かみ合ってないし喧嘩もするけれど、いつも平和なPrinceの空気感が大好きだったなあ、と改めて思い返している。グループから出ても、かわいいいわちと可愛がる先輩、とかあえて興味を示さない同期、とかいろんな枠組みを一瞬で作る、そんな類稀なアイドルだった。

一方で、(岩橋くんに限ったことじゃないけど)ただ自然体でいるわけではなく、アイドルとして求められることに対応しようとするプロ根性も持っていたのが岩橋くんだったような気がする。いつでもかわいく、所作に手を抜かず、ファンサービスもぬかりない。「絶対に期待を裏切らない」と信頼できるアイドルだなと思っていた。仕事で疲れて帰った後に、テレビで見た岩橋くんの安定した可愛さに救われたことは何度もあるし、身長が低めなことを気にしてか高いヒールを履いてガツガツ踊る強さも大好きだったな。よくインタビューで「かわいいはあえてやっている。ほんとうは男っぽいものが好きだったりするんだよ」みたいなことを言っていたイメージがあるのだけれど、きちんと自分に期待されていることを把握して、たとえ多少意に添わなかったとしても全力で努力してやりきる岩橋くんの根性と強さが本当に本当にだいすきでした。「女の子っぽい」とか「姫」とか形容されることが多かった岩橋くんだけれど(もちろん言わんとしていることはわかるし否定もしないけれど)、いつか彼の魅力がもっとほかの言葉で表現される日が来るといいなあ、彼のつよさが世間に伝わるといいな~と思ったりしました。特に私はBTNが好きで、シャツをはだけさせるいわゆる「男っぽい」パフォーマンスの中で自分のスタイルを崩さず、でも他のメンバーに負けず劣らずかっこよく、美しい岩橋くんが大好きだったんですよね。

 

ただの自分の懐古の書き出しみたいになってきちゃったけど笑、できるだけ、岩橋くんがとっても強くて優しい最高にスターなアイドルだったことを覚えて居たいな、と思う。

岩橋くんがお休みしてからキンプリ自体をあまり見なくなってしまって、彼の不在すら感じるタイミングが少なく(配信ライブのPrince Princessは爆泣きしたけど笑)、彼のことを思い出すことも少なかったし、思い出していないことにもあんまり気づいてなかった。すごく正直に言って、久々に思い出すタイミングが岩橋くんの脱退だったのは悔しいし、寂しいし、やっぱり悲しい。

自分の中で、キンプリに対するスタンスが「岩橋くんが帰ってきたら」みたいになっていたところもあった(あまり追わなくなったことに対する言い訳にしていたところもあった)ので、いつまででも待たせてほしかったし、「いつか岩橋くんの復帰をきっかけにまたキンプリを追う、そして岩橋くんのことをきちんと思い出す」という夢を見続けたかったなと思う。けどこれはオタクの自分勝手ですね。

わたしが日常に追われて岩橋くんのことを思い出すタイミングがなくなったのと同じように、岩橋くんの人生もこの2年半の間進んでいたんだよな、ということに今になってようやく思い至る。わたしたちファンは、アイドルだって生きている、人生があることをこんなにも簡単に忘れてしまう。

わたしたちを「待たせない」決断をして、新たな道を進むという大きな大きな決断をして、私にきみを思い出させてくれてありがとう、とはやく思えるようになりたいな。どんな結論であれ、下すのはこわい。こんな大きな決断を下すことができた岩橋くんはやっぱり根性があって強くてきれいだな、と改めて思ったよ。 せっかく思い出すきっかけをもらったから、これからはなるべく、岩橋くんの美しさや可愛さや、もらったやさしさを覚えていたいと思います。PrincePrincessはいわちがいたからこそより説得力を持った歌だったし、デビューコンでいわちが考えてくれたPrinceコーナーのこと、きっと、なるべく、できるだけ、忘れない。

 

岩橋くん、「絶対に素でファンの前に立つことはない」みたいなことを言っていたのも、最近アイドルのペルソナについて考えることが多いのもあり、とても印象に残っている。わたしはアイドル・岩橋玄樹のキラキラとしたペルソナが大好きだったけれど、これからはきっとそれを外して素の岩橋くんの人生が始まるんだね。その人生とわたしが交わることは今までもこれからも絶対にないけれど、いつまでもお元気で、幸せに生きてほしいな〜と勝手に祈ってみたりする。

 

誰もがこの星の大切なPrince Princess 扉を開く鍵握ってる

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新しい扉を開く岩橋くんに、幸せがたくさん届きますように。大好きだったよ!アイドル・岩橋くん、今までありがとう。おつかれさま。